水道事業の未来とは… 新技術の導入による革新と持続可能性
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だいぶ春めいてきましたが、急に寒くなったりして、まだまだ気を抜けない時期が続きます。
みなさま体調管理には十分気を付けてお過ごしください。
さて、先日「NHKのおはよう日本」の中の「おはBIZ」のコーナーで「水道事業の継続に新技術を」として、水道メーターの検針を個人で行う実証実験と、水道管が漏れている箇所を人工衛星を使って調べる技術が紹介されていました。
引用: NHK おはよう日本 おはBIZ「水道事業の継続に新技術を」
水道管の漏水を人工衛星で調べるとの会社さんは、検索すると、ジャパン・トゥエンティワン株式会社 (J21 Corporation)さん(https://www.japan21.co.jp/aboutus/)
と、いう会社さんが出てきました。
イスラエルはWIXでも有名ですし、すごい技術集団の国なんですね…
まった無し!水道管・設備の老朽化と水道事業の存続
水道管及び設備の対応年数は約40年とされ、現状の多くは、高度成長期の時代に埋設されたものであり、その多くは50年ほど経過しており、水道管・設備の老朽化によって、年間2万件以上の水道管破裂事故が起きているとの事です。また、水道管・設備の老朽化と共に「水道水」使用量低下による自治体の収入不足も問題視されています。人口減少ももちろんですが、技術の進歩により、使う人の節水も影響していると言われています。
■トイレ:30年前は1回流すと13リットル→現在は3.8リットル(TOTOより)
■洗濯機:縦型(12kg)約150リットル→ドラム式だと約83リットル(日本電機工業会調べ 2021年7月現在)
■食器類の洗い物:手洗い 約88リットル→食洗機 約7.5リットル(Panasonicより)
節水になるのは、良い事ではあるのですが、使用量が減るということは、皮肉な事に、使用料金の金額も減ってしまう…という悪循環に陥っているのが現状です。
現時点で20年後には水道料金の値上げが必要な地域は94%と予測されています
宮城の水道民営化が話題となりましたが、パリでは、25年の契約後に再公営化して、市民が参加する形で公的企業が建て直す形になったそうです。お金がかかるから、民営化…と、いうのは、正論ともいえるのだとは思いますが、
・人口減少、節水による使用量の低下
・水道管、設備の老朽化
に、関して、根本の問題であり、避けては通れない問題であることには変わりません。
人口減少に伴う弊害は、交通インフラ、食料品の販売店の減少(買い物難民)…など、水道に限った問題では無く、今後の日本の街作りにも関係してくる重要な問題ですね。
まとめ
水道水は私たちの生活の一部であり、その大切さを理解し適切に管理していくことで、持続可能な社会の実現に貢献することができると思います。これからも水道水を大切にし、未来の世代に美しい地球を引き継いでいくために、私たちの取り組みが求められています。
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