“もしものため”に今考える…津波防災の日が教える備え方

2024.11.05
  • お知らせ

「津波防災の日」と「世界津波の日」制定の背景

「津波防災の日」と「世界津波の日」は、津波による被害の記憶を風化させず、将来に備えるための機会として設けられています。日本では、「稲むらの火」として知られる逸話が津波防災の象徴的なエピソードとして語り継がれています。1854年の安政南海地震の際、浜口梧陵という名の農民が、津波の襲来を察知して稲を燃やし、村人を避難させました。このエピソードは、人々が災害時にどのように助け合うべきかを示す象徴として、津波防災の教訓となっています。

津波防災のためにできる個人の備え



・避難場所の確認
自宅や職場の近くにある高台や避難ビルなどを確認しましょう。また、避難経路を把握し、実際に歩いてみることで迅速な避難が可能になります。
・防災グッズの備蓄
非常食や水、救急セット、懐中電灯などの防災用品を準備しておきましょう。津波の場合は、携帯ラジオやスマートフォン用の充電器も重要です。
・早期警報を活用する
日本の沿岸地域では津波警報が出されることがあり、アプリやテレビ、ラジオなどで確認できます。緊急時には警報を頼りに行動しましょう。
・防災訓練に参加する
地域や職場で実施される防災訓練に積極的に参加し、避難方法を実践的に学ぶことが重要です。
・地域社会と連携した防災意識の向上
地域社会の連携が強化されることで、災害時の対応が迅速かつ効率的になります。自治体やコミュニティでは、防災訓練やワークショップを通じて、住民同士のつながりを深める取り組みが行われています。また、学校教育でも津波防災の重要性が教えられており、次世代へと防災意識を継承する役割を担っています。

津波のメカニズムとその影響

津波は、主に海底で発生する地震や火山噴火、地すべりなどによって引き起こされます。これらの自然現象が海水を一気に押し上げ、波が発生します。津波は深海を高速で進み、沿岸部に到達すると高さが増して甚大な破壊をもたらします。世界中で津波のリスクに直面する地域が多く、日本もその一つです。特に東日本大震災(2011年)の記憶が新しく、津波が多くの命を奪い、甚大な被害をもたらしたことは未だに多くの人々の心に刻まれています。

2024年版:津波防災の日に開催されるイベント情報

ネットで色々調べたところ…令和6年度の今年の津波防災の日は、和歌山県下津港西岸地区をメイン会場に、堺市の泉北港やすさみ防災拠点でも防災訓練が実施されます。これらの訓練は、国土交通省や自治体などが協力して主催しており、当日は災害対応機材の展示や防災教育のブースも設置されます。また、オンラインでの参加も可能となっており、遠隔地からも実際の訓練の様子を視聴できるようです​。また、11月5日には、福島県主催のオンラインイベントも開催予定です。こちらのイベントでは、参加者が自身の避難場所や非常用持ち出し品について再確認できるようなプログラムが組まれており、津波の備えについての教育を深める内容が中心です。福島県のイベントでは、津波に対する知識や避難行動の重要性を再認識する機会を提供し、「稲むらの火」の逸話に基づく歴史的意義も紹介されるようです​。


まとめ

津波は自然災害ですが、私たちができることは多くあります。知識を蓄え、備えを整えることで、命を守る確率を高めることができるのです。11月5日の「津波防災の日」「世界津波の日」を通じて、津波に対する意識を高め、自分と周囲の人々の命を守るための行動を起こしましょう。
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