深刻な世界の水不足…資源の奪い合いは石油から水へ
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先日NHKの国際ニュースナビで驚きの記事がありました。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/
articles/feature/2023/03/23/30336.html
ここ90年余りで最悪の水不足で雨季でも雨が降らず、
水不足で暴力沙汰の末、命まで落としてしまったとのこと…
トルコからシリア、イラクを経て、ペルシャ湾に注ぐ「ユーフラテス川」が生命線のイラク。
日本では、国をまたいでの水供給が無いので、気にする事は無いイメージですが、
陸続きの他国ではこういった事がおきています。
日本は島国だから問題無いと思うのは間違えで、もし気候変動の末、雨が降らなくなり、
水が供給されないと、たちまち同じ境遇になってしまいます。
「ユーフラテス川」の水源がある国はトルコ。
ユーフラテス川上流でダム建設を進め、2000年代に入ってからは、およそ20のダムが建設し、
下流に位置するイラクは、こうしたトルコの姿勢に猛反発し、経済的断交まで発展するのか、
両国の間で緊張が高まっているとの事です。
インフレが深刻なトルコ。金融政策と同時に、生活の重要なインフラである水がこのような状態も、
インフレが、収まらない要因の一部なのかもしれません。
このような、陸続きにおける水の問題は、他にもあって、
中東ではナイル川でも、上流のエチオピアがダムを建設したことに、下流のエジプトとスーダンが反発。ほかにも、ドナウ川やインダス川など世界各地で水を巡って、国家間でのあつれきが生じているとの事です。
近年、世界的に石油の代わりに水が新たな資源の奪い合いの対象となっているのは、
気候変動により水が少なくなっている状態の上、人口の増加、都市化、農業、工業、観光などによる利用量の増加により、供給を上回るようになっているのが原因です。
日本でも梅雨時期に雨が降らないと途端に水不足
日本は国境を越えての水の争奪戦が無く、水が豊かな国としてのイメージが強いですが、梅雨時期に雨が降らないと途端に水不足となります。今一度節水方法の再点検です。
浴室での節水
・可能であれば、シャワーヘッドを節水型に交換
・入浴時、湯船に必要以上の水をためない
トイレでの節水
・可能であれば、トイレの水量を調整する機能がついた節水型トイレを設置
・トイレの水漏れがあれば修理、水漏れが無くても常に点検
洗濯機での節水
・可能であれば、洗濯量に合わせた少量の水で洗濯できる、省エネ型洗濯機を使う
・最近では敬遠されがちですが、湯舟の水を洗濯機で再利用する
(すすぎだけ水道水でも、節水になります)
まとめ
一定期間ごとに自分の家庭の水道使用量を確認し、水に対しての意識を高めることも大切だと思います。水の消費量を減らすことで、地球環境の保護に貢献するだけでなく、水道料金の節約にもつながります。
水回り専門のNAKAJIMAでは、年間を通じ各種修理・点検も伺っております。
川崎エリアで30年の実績があるので、水回りのことなら、お気軽にご相談ください。