日本の食文化に輝く簡単で美味しい料理 本日10月30日は、たまごかけごはんの日

2023.10.30
  • お知らせ

2005年10月30日に島根県雲南市で第1回 日本たまごかけごはんシンポジウムが開催されたこと、
さらに10月下旬はたまごの品質が良い時期とも言われているのに加えて、
美味しい新米が出回る時期となることなど諸々を合わせて、日本たまごかけごはんシンポジウム実行委員会が10月30日に記念日を制定しました。
シンプルながらも美味しく、栄養価の高いこの料理は、間違えなく「鉄板」で多くの人々に愛されています。


生卵をそのまま食べる国は少数派?

実は生卵は加熱して食べる国がほとんどで、
アメリカやロシア、オーストラリア…アジア圏だと中国やタイなどは、
生卵のまま食べる風習は無いとの事です。

日本では卵かけご飯をはじめ当たり前のように生卵が食べられていますが、ほとんどの国の場合は加熱するか半熟の状態で食べられています。アジアや欧米、北欧など地域に関わらず古くから生卵を食べる習慣がなかった国では、現在でも生の状態で食べることに抵抗があるようです。
ロシアなど国によっては生食可能な卵が販売されているようですが、値段は高価で、かつ加熱した卵が好まれることが多いため少数派のようです。
逆に生卵が食べる国は日本以外として…
フランス、チリ、ポーランド、韓国、台湾など様です。

日本の卵が海外へと輸出され販売もされ、ヨーロッパでは、パスタやドレッシングに…
韓国ではユッケやチゲなどに使われています。
衛生管理が整った国(環境)では生卵を食している感じですね。


徹底した管理のおかげで日本は生卵が食べられます



日本が生卵が食べられるのは徹底した衛生管理のおかげなのはいうまでもありません。
出荷前に殺菌処理を行う事やサルモレラ菌のワクチンを接種する、餌に抗生物質を混ぜる…賞味期限の記載など環境中にも存在するサルモネラ菌が殻などに付着する可能性が全くないわけではありませが、日本では卵を出荷する前に殺菌処理することが食品衛生法で定められているため、海外ほど感染する可能性が低いです。

現在日本の卵の、サルモネラ菌が付着している個数は10万個に3個程度とも言われています。


物価の優等生「卵」は、今は昔?

卵がずっと安かった理由は、生産者のコスト削減の努力と補助金の存在などがあげられます。
また販売者側の客寄せ商品として取り扱っていたケースや手軽に摂れる貴重な動物性タンパク質としてお弁当やサンドイッチ、お菓子類など色々な商品に使われてきました。
しかし、ここ数年、鳥インフルエンザや、トウモロコシの高騰により価格が徐々に上昇。
最近ではウクライナ情勢の悪化により、インフレの流れに巻き込まれている状態です。
ウクライナは世界のトウモロコシ輸出の10%強を占めていたので、食料生産地帯を被害地とする戦争は市場を高騰させました。
ウクライナが戦地になったことで作付面積が減少し世界規模での収穫量が減っていることがあげられます。


最後に…

インフレで物価が高騰している中、購入した卵や卵を使った食品を賞味期限切れで廃棄することなく、しっかり消費する事くらいしかできないですが、あらためて、本日10月30日「たまごかけごはんの日」で、「卵」そして「食」の大切さを認識したいですね。

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