水道料金の値上げラッシュが止まらない
水道料金の値上げラッシュが止まりません…
料金値上げの理由は、水道管・設備の老朽化による破裂と、
人工減少による「水道水」使用量低下による自治体の歳入不足があげられます。
先日TBSのニュースで「水道インフラ」について報道されていました。 「水道代値上げ相次ぐ 背景に“老朽化”」
水道管・設備の老朽化 水道管及び設備の対応年数は40年とされています。 現状の多くは、高度成長期の時代に埋設されたもので、 その多くは50年ほど経過しています。 水道管・設備の老朽化により、 年間2万件以上の水道管破裂事故が起きているとの事です。
「水道水」使用量低下による自治体の収入不足 人口減少ももちろんですが、技術の進歩により、 使う人の節水も影響していると言われています。 ■トイレ:30年前は1回流すと13リットル→現在は3.8リットル(TOTOより) ■洗濯機:縦型(12kg)約150リットル→ドラム式だと約83リットル(日本電機工業会調べ 2021年7月現在) ■食器類の洗い物:手洗い 約88リットル→食洗機 約7.5リットル(Panasonicより) 節水になるのは、良い事ではあるのですが、 使用量が減るということは、皮肉な事に、使用料金の金額も減ってしまう…という 悪循環に陥っているのが現状です。
20年後までに水道料金の値上げが必要な地域は94%(予測)
宮城の水道民営化が話題となりましたが、パリでは、25年の契約後に再公営化して、 市民が参加する形で公的企業が建て直す形になったそうです。 お金がかかるから、民営化…と、いうのは、正論ともいえるのだとは思いますが、 ・人口減少、節水による使用量の低下 ・水道管、設備の老朽化 に、関して、根本の問題であり、避けては通れない問題であることには変わりません。 人口減少に伴う弊害は、交通インフラ、食料品の販売店の減少(買い物難民)…など 水道に限った問題では無く、今後の日本の街作りにも関係してくる重要な問題ですね。