暦に基づく大吉日(だいきちにち)とは 日本の暦には、六曜(ろくよう)や二十八宿(にじゅうはっしゅく)などの様々な占いシステムがあります。これらのシステムには、特に吉となる日が含まれています。暦を元にした占いや風水学などでは一年に数回しかない非常に縁起の良い日として「天赦日(てんしゃび)」があり、すべてのことがうまくいくとされています。 神が天に昇り、万物の罪を許す日です。このことから障害となるものはすべて取り除かれ、あらゆることに対して良い日と言われています。天赦日にすると良いこととしては、特に新しいことに挑戦するときや、願い事をするのにも良い日とされています。「どんなことでも良し」とされる日なので、何か願い事をしてみるのも良さそうですね。また、「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」は、小さな努力や投資が大きな成果をもたらすとされ、新しいことを始めるのに適しているとされています。一粒万倍日にすると良いこととして、「小さなものが大きく増える」とされる日なので、新たにはじめたことが、種が成長するように大きく発展すると言われています。そのため、一粒万倍日にすると良いこととして、「お財布の購入」、「宝くじの購入」、「銀行や証券口座の開設」など、お金が増えていくイメージがしやすいことが挙げられています。
現代でもやはり気になるお日柄としての利用
結婚・入籍、引っ越しや納車、契約ごとに開店・開業など人生で大事な事柄を行う際は、やはりお日柄が気になるという方は多いですよね…。
現代でも多くの人が大吉日を意識して重要な予定を立てます。特に結婚式の日取りなどでは、カレンダーやインターネットで吉日を調べてから決定することが一般的です。また、大吉日は、日本の伝統文化の一部として今も大切にされていますが、個々の信念や価値観に基づいて利用されることが多いです。
逆に友引は「友を引く=故人が親しい人を連れていく」とされ、葬儀を行わない風習がありますが、六曜で友引は本来凶日ではないので、必ずしも気にする必要はないとされています。その為、友引の日は休業する火葬場もあります。また、六曜自体は仏教に関係ないそうです。最近の話題だと、「火葬待ち」が深刻化している現代の日本社会では徐々に「友引でも…」という流れになってきているそうです。