正式名称は「視覚障害者誘導用ブロック」 世界初となる点字ブロックが敷設されたのが岡山県岡山市。考案したのは、岡山県で旅館業を営んでいた三宅精一さん(安全交通試験研究センター初代理事長)「失明してしまう友人を何とか街中で歩けるようにしたい」という想いから考案されました。 開発のヒントとなったのは、「目の不自由な人は、苔と土の間の境が靴を通じて分かる」という友人の言葉からで、目の不自由な方の感覚の鋭さから…。2012年には点字ブロックの国際規格が日本のJISを基に定められ、現在では150か国以上の国に広がっています。
視覚障害者にとって有用な点字ブロックも、問題点や課題もあります
高齢者など足腰の弱い人がつまずいてしまったり、車椅子やバギーの利用者の障害になったり、雨天時や氷結時に滑りやすくなったりするなどの問題点も指摘されており、改善などが望まれています。 また、同じ場所(駅など)においても2012年のJIS化以前の名残で、ブロックの種類が複数あり、視覚障害者の誤認を招く事例もあるとの事です。