なぜ菖蒲湯(しょうぶゆ)に入るの?
菖蒲は、古くから邪気を祓う効果があるとされ、古代中国や日本では、疫病の予防や災厄を防ぐために広く使われてきました。
また、菖蒲の葉は形が細長く、剣の形に似ていることから、武運を祈願するためにも用いられました。
菖蒲湯を入浴するには、菖蒲の葉をたっぷりと入れた湯船に入ります。
菖蒲の香りが漂い、身体を温める効果もあるため、体調を整える効果も期待できます。
また、端午の節句には、菖蒲湯を入浴することで、厄払いや邪気払いをする習慣があります。
近年では、菖蒲湯を入浴する際に、色や香り、泡などを楽しむ「菖蒲湯パック」が人気を集めています。
また、菖蒲湯の効能を生かした入浴剤や、菖蒲の葉や根を使用した飲み物も販売されています。
その他、浴槽に入れて楽しむ日本の伝統的な風習
代表的なものをいくつかご紹介致します。
1.柚子湯:
冬至の日に、浴槽に柚子を入れた湯に入り、柚子の香りと温かい湯に包まれて冬の寒さを和らげる習慣。
2.七草湯:
1月7日の七草の節句に、浴槽に七草を入れて湯にする風習があります。七草には、冬の間に体内にたまった毒素を排出し、健康を保つ効果があるとされています。
3.紅葉湯:
秋の紅葉が美しい時期に、浴槽に紅葉を入れた湯に入る風習があります。紅葉には血行を促進する効果があるとされ、この湯に入ることで健康や美容に良いとされています。
4.桜湯:
春の桜が美しい時期に、浴槽に桜の花を入れた湯に入る風習があります。桜には肌を美しくする効果があるとされ、この湯に入ることで美容やリラックス効果が期待されます。
5.五色湯:
節分の日に、浴槽に五色の湯を入れて入浴する風習があります。それぞれの色には意味があり、黒は厄払い、赤は健康、青は知恵、黄色は金運、白は美肌効果があるとされます。五色湯に入ることで、健康や幸運、美容に効果があるとされます。
菖蒲湯を入れて入ったあとの浴槽のお手入れ方法について
他にも季節によって、色々お風呂に入れる日本の伝統行事がありますが、浴槽のお手入れとしては
いつもと変わりませんが、ちょっとだけ気をつけたいものです。
1.水で流す:
まずは、菖蒲湯を排水し、シャワーやバケツで水を流して汚れを落とします。
2.柔らかい布で拭く:
浴槽に残った汚れを拭き取るため、柔らかい布やスポンジを使って、軽くこすります。
3.漂白剤で消毒する:
浴槽の汚れやカビを除去するため、適量の漂白剤を水に溶かし、浴槽に広げます。約10分ほど置いた後、流水でよく洗い流します。
4.中性洗剤で洗う:
浴槽に残った汚れを落とすため、中性洗剤を適量つけたスポンジでこすります。その後、流水でよく洗い流し、水気を拭き取ります。
5.乾かす:
浴槽を乾かすため、タオルや雑巾でしっかりと水気を拭き取り、風通しの良い場所に置いて乾かします。
水洗い、拭き取り、消毒、洗剤での汚れ落とし、乾かすという手順で行うことが重要です。
また、浴槽に残った葉や花を取り除くことも忘れずに行ってください。
まとめ
水回り専門のNAKAJIMAでは、浴室のフォームも行っておりますので、ご検討されていらっしゃる方はぜひご相談くださいませ。